「つや姫」のおにぎりのプレゼントも 銀座のアンテナ店で寒ダラ汁振る舞う

庄内の冬の味覚を代表する「寒ダラ汁」が、東京・銀座の県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」で16日、振る舞われた。同店の冬キャンペーンの開始イベント。首都圏の人たちに山形の食の奥深さをアピールした。

二つの大鍋から湯気が上がり、酒かすの香りがほのかなに漂う。かすりに赤い前掛けの「庄内おばこ」が「食べてくれのー」と声を掛けると、店頭には長い列ができた。買い物客は、岩のりどっさりのおわんをすすると「あったまるね~」と笑顔。旬の味を楽しんでいた。用意した300食分の鍋は1時間ほどで空になった。

会場には新春の訪れを告げる本県特産の啓翁桜が飾られ、県内の地酒や県産米「つや姫」のおにぎりのプレゼントも。これに先立ち、県人東京連合会の三沢潔子会長、同店の物販部門を運営するYYC共同企業体代表の本間満チェリーランドさがえ社長らが鏡開きを行った。

冬キャンペーンでは来月17日まで納豆汁やそばの振る舞い、啓翁桜のプレゼントなどを展開する。
2012年01月16日 山形新聞