【つや姫】梅雨の真っ只中、山形でもどんよりとした空が広がっています。
これまであまり耳にすることのなかった、線状降水帯なる言葉が表すように、
雨の降り方が劇的に変わっているようです。山形県では昨年、最上川が60年
ぶりに氾濫し流域の家屋や農地に甚大な被害をもたらしました。昔から山形
は、天災の少ない土地としての安全神話にも似たような言い伝えがあります
が、それは昔の話なんだとここに住んでいる人間として意識を変えていかな
ければならないと思っています。
田んぼでは、稲が茎を増やしていく『分けつ』の時期に入っています。
分けつした茎はやがて穂となっていきますが、立派な穂となる有効分けつ、
穂にならない無効分けつがあり、闇雲に茎を増やせば良いというものではあ
りません。
そこでなされる作業が、一時的に田んぼの水を抜く『中干し』の作業です。
稲の生育を一時的に抑制することにより、無効分けつも同時に抑制するとい
う大切な作業です。
またこの時期は、畔に生えた雑草の手入れも重要な作業となります。
害虫の発生を抑えることが最大の狙いです。
暑い中での作業となりますが、ここ数年はファン付のジャケットを着用した
りと以前よりだいぶ快適になったとのことです。
空冷式ジャケットだけでなく、ジャケット内に仕込まれたパイプに水を循環
させる水冷式ジャケットもあるのだとか。
エンジンみたいでカッコいいな・・・などと単純なことを思ってしまった私
ですが、熱中症対策や快適に作業を進める上での必須アイテムなのだそうで
す(^-^)