【つや姫・雪若丸】山形の田んぼでは田植えがほぼ完了し、水面が太陽に照らされています。
山形の田んぼでは田植えがほぼ完了し、水面が太陽に照らされています。
植えられたばかりのかわいい苗、スクスクと生長してほしいと願っています。
苗は春先から育苗箱で生育されますが、この作業が思いのほか手間も経費も
掛かるものとなっています。
山形県新庄市の一部の田んぼでは『直蒔き(じかまき)』による田植えが
試験的に行われています。
鉄粉をコーティングした種籾を直接田んぼに蒔くという手法で行われ、鉄粉
をコーティングすることで沈みやすくなり、土への着床を早めることと鳥など
の生き物からの食害を防ぐ狙いがあります。
水田での稲作はアジア諸国で行われていますが、欧米では陸稲(りくとう)
栽培が一般的です。
陸稲栽培は直蒔きとなっており、新庄市で今回行われた試験栽培はハイブリッド
な栽培方法といえるのではないでしょうか。
手間や経費、そして収量と食味がどうなってくるのか、これからも注目して
いきたいと思います。