【つや姫】田んぼでは出穂が始まりました

高気圧に覆われ猛暑が続く日本列島ですが、ふたつの台風の進路も気がかりなところです。

田んぼでは出穂が始まり、日に日に穂の丈が伸びると同時に籾の数も増えて来ています。
この出穂の時期は温度管理に最も気を配りますが、それと同時に害虫からの被害にも心を砕く時期となります。
出穂したばかりの籾の中身は、ミルク状の液体が詰まっています。この液体はカメムシの大好物で、籾殻の上からカメムシが吸いにやってきます。カメムシに吸われても米粒の生育には何ら問題はないのですが、黒い斑点として残ってしまうために品質を落としてしまいます。
カメムシをはじめ害虫は雑草の茂みを棲み処としていますので、休耕田を放っておけばたちまち害虫の温床となってしまいます。
水田だったところを枝豆や麦に転作したり草刈りをこまめに行うなど、地道な害虫対策がなされています。