今季の田植え、作業は平年並み
記録的な大雪に伴い、県内の田植え作業の遅れが懸念されていたが、県全体の田起こしは平年並みの今月3日にピークを迎え、続く移植作業も平地を中心に各地で順調に進んでいる。県は「(田植え作業は)土日の12、13日に庄内で本格化し、内陸の一部で始まりそうだ」とみている。
今冬の大雪の影響で中山間地の一部で遅れはあるが、平地での作業はおおむね順調という。県生産技術課は「4月10日以降、天候が回復したことで水田が十分に乾燥し作業が進んだ」と説明する。今秋、デビュー3年目を迎える県産水稲品種「つや姫」については「田植えの適期は庄内が10日前後、内陸が15日前後。高い品質のものを育てるため、生産者には他品種よりも優先的に移植作業を進めてほしい」としている。
2012年05月11日 山形新聞