「つや姫」栽培 お試し中

デビュー3年目にして人気米の地位を築きつつある「つや姫」。隣の山形県発祥の新品種米に「あきたこまち」のブランド力低下にヤキモキしている秋田県や県内JAが目をつけ、試験栽培を続けている。だが、収穫時期が非常に遅くなるなど課題もあり、本栽培のめどは立っていない。県は今後2年間の調査で適性を見極めるつもりだ。
今月13日。秋田市の県農業試験場。職員らがつや姫の種まきを始めた。試験栽培2年目の今年は、山形県から6キロの種もみを受け取り、1週間ほど前から水に浸していた。わずかに芽を出したもみを縦30センチ、横60センチのケースに100グラムずつまき、厚さ1センチの土で覆っていく。場内のパイプハウスで5月中旬までかけて苗に育て、田植えをする。
2012年04月19日 朝日新聞 秋田