寒河江の生産者が【つや姫村】形成へ 水田15ヘクタールを団地化

寒河江市内で県産水稲品種「つや姫」を栽培する生産者13人が「つや姫ヴィラージュ(仏語で村の意味)プロジェクト」を進めている。同市高屋の南部小周辺に「つや姫」の水田計15ヘクタールを集め、【村】を形成する。品質や味にばらつきのないコメを生産し、消費者にアピールする他、サポーターイベントの開催など交流の場としての情報発信も視野に入れる。

2007年に県の適地マップ作りに協力して以来、県期待の新品種を栽培する土屋喜久夫さんが中心メンバー。団地化は、土屋さんが12年産つや姫の作付けを計画する仲間に声掛けしたのがきっかけとなり、昨年10月に「つや姫ヴィラージュ」を組織。【村長】に就く土屋さんは「県内のどこで『つや姫』を育てているのか分からない、といった声を聞く。多くの人に見てもらうため団地化を計画した」と説明する。
2012年04月05日 山形新聞