日本酒「つや姫 なんどでも」発売 東の麓酒造(南陽)、芸工大と協力し新パッケージ
東の麓酒造(南陽市、遠藤孝蔵社長)は県産つや姫を100%使用した日本酒「つや姫 なんどでも」を27日、発売する。すっきりした飲み口で、熱かんから冷や酒までさまざまな温度で楽しめるのが特徴。若者にも気軽に手に取ってもらおうと、ネーミングとラベルデザインを東北芸術工科大生に依頼し、日本酒のイメージを一新するパッケージで売り出す。
「つや姫 なんどでも」は、アルコール度数15度、精米歩合58%の純米吟醸酒。20~40代の女性を主なターゲットに、食中酒として食事の最後まで味わえるよう優しい香りに仕上げた。瓶も通常より小さめの500ミリリットル(840円)、300ミリリットル(525円)を用意。“女性のバッグに入る大きさ”を意識した。
商品づくりに参画したのは同大デザイン工学部企画構想学科と同グラフィックデザイン学科の学生など計15人。商品名は「さまざまな温度で」と「何回でも楽しめる」の両方の意味を込めた。ラベルは「℃」のマークを印象的に配置。温度によって変わる「花冷え」「人肌かん」などの日本酒の呼び方を9色の温度バーで表した。
2012年03月26日 山形新聞