つや姫の生産者認定証交付式

2012年産つや姫の生産者認定証交付・種子受け渡し式が6日、山形市のパレスグランデールで行われた。デビュー3年目に当たる12年産は生産者数、収量ともに拡大。出席者は高品質・良食味米の生産体制を確立し、1年を通した高価格販売に向けた決意を新たにした。

認定生産者ら約400人が出席。吉村美栄子知事はあいさつで、11年産つや姫が春先の低温や9月上旬のフェーン現象により産地間で出来にばらつきがあったため、栽培マニュアルの見直しなどを進めたことを説明。その上で「品質、食味は生産者の双肩にかかっている。トップブランド米に育てていくため一緒に頑張ろう」と強調した。その後、4地域ごとの生産者代表に認定証、種子を手渡した。

引き続き、生産者代表4人それぞれが「品質、食味にこだわり、消費者に喜ばれる『つや姫』を届ける」「長年培った技術を生かし、日本を代表するブランド米に育てる」などと決意表明。県の担当者が今後のブランド化推進方針や栽培技術対策を説明した。

12年産つや姫の認定生産者は4529人、県全体の作付面積は6500ヘクタール。11年産に比べて生産者は約1200人増え、作付面積は2倍以上になる。
2012年03月06日 山形新聞