水稲「つや姫」拡大5県で奨励品種に高温に強く良食味
2010年にデビューし、市場から高い評価を得ている山形県の晩生水稲品種「つや姫」の作付けが全国に拡大している。山形と宮城、大分県に加え、12年から新たに島根、長崎県が奨励品種に採用。5県合わせた12年産の栽培面積は、11年産の2.5倍の約8900ヘクタールになる。銘柄のブランド化には一定以上の出荷数量が必要と考える山形県が、他県に積極的に品種導入を推進。高温に強く、倒伏しにくい栽培上の強みも支持され、増産に拍車が掛かっている。
日本農業新聞02月27日