「おこめのデアノイエ」開発「つや姫」使い庄内酒彩倶楽部
酒田市内の6酒販店でつくる庄内酒彩倶楽部(池田吉伸会長)が、県産米「つや姫」を使った発泡生酒「おこめのデアノイエ」を開発し、雛祭りに合わせて来月3日に発売する。ナシ、イチゴの発泡ワインに続くシリーズ第3弾。「どぶろく」に似た微発泡のにごり酒で、優しい甘口のスッキリした飲み口が特徴という。
こうじ米と掛け米の双方につや姫を使用した。精米歩合70%、アルコール度数10%。瓶に詰める際に粗くこしているため、飲み口は通常のどぶろくよりもスッキリし、ほんのり酵母と米の香りがする。
デアノイエはドイツ語で新酒を意味する。庄内酒彩倶楽部は、市内の酒造会社「オードヴィ庄内」に委託し、市特産の果物を原料にした「梨(なし)のデアノイエ」や「苺(いちご)のデアノイエ」を開発、販売を手掛けてきた。池田会長は「米のデアノイエは初めての商品化で、皆さんの意見を反映し、さらに良い商品にしていく」と話す。
2012年02月27日 山形新聞