ブランド確立へ「つや姫」フォーラム
県産米「つや姫」のブランド確立に向けた「2012新春『つや姫』フォーラム」が6日、三川町のなの花ホールで開かれた。基調講演やパネルディスカッションを通し、11年産つや姫の作柄や課題、販売状況などについて理解を深めた。
県庄内総合支庁農業技術普及課と同支庁酒田農業技術普及課が主催し、庄内地域のつや姫生産者や行政関係者ら約180人が参加。山形大農学部の安藤豊教授が基調講演し、収量減となった11年産つや姫について、出穂期の日照不足や9月の高温が影響したことなどを説明した。
引き続き「山形つや姫マイスター」で生産者が登壇し、パネルディスカッション。パネリストやコーディネーターは「つや姫の栽培マニュアルは守りながらも地域に合わせた対応策を考えてほしい」「新しい品種が全国各地で開発・生産されている。品質維持などを頑張り通した産地が生き残ると思う」「基本技術の励行や土づくりが健全な生育のベースになるのでは」などと意見を出し合った。
2012年01月06日 山形新聞