「つや姫」のクリスマスツリー 山形市内の福祉施設に

山形市青田1丁目の通所介護施設「JAやまがた福祉センター青田」(五十嵐浩美センター長)で、「つや姫」の稲穂を使ったユニークなクリスマスツリーが、間近に迫る聖夜の雰囲気を盛り上げている。利用者が時間と愛情をかけて作り上げた。

JAやまがたの特色を生かしたツリーにしようと施設職員が考案。11月に制作を開始し、ハンガーラックを「幹」とし、天日干しした稲穂を「枝」に見立てて取り付けた。高さは約2メートル。利用者がアイデアを出し合い、和紙や新聞紙で作ったナスやキュウリ、トマトなど農作物の装飾品も飾り付けた。

毎日約20人の利用者が1カ月かけて完成させ、現在は施設1階のフロアに展示中。来年1月にはツリーを解体し、使用したつや姫を味わう予定となっている。
2011年12月20日 山形新聞