首都圏でつや姫弁当販売 東京の老舗総菜店

JR東京駅構内の店頭に並ぶ「つや姫弁当」県産米「つや姫」を使った弁当の販売を、老舗総菜店の味の浜藤(東京)が首都圏などで始めた。カタログギフト大手のリンベル(東京)を通じて業務用米を確保。冷めてもおいしいという「つや姫」の特徴を生かし、年間を通して販売する考えだ。
味の浜藤は、主力とするブリのしょうゆ焼きや西京焼きなどの焼き魚をメーン食材にした計12種類の「つや姫弁当」を商品化。都内を中心に横浜市、千葉市、名古屋市、長野市などのデパートや駅ビル内に展開する「味の浜藤」「藤兵衛」「てとて」「西京漬本舗」「まある」の計42店舗で先月下旬から扱っている。
すべての商品に「つや姫」の「米印マーク」のシールを張り、店舗ごとに「つや姫」ののぼり旗を立てて「山形の米」をアピール。価格帯は1000~1400円となっている。
リンベルは、山形市の丸東商事を母体に1987年に設立。東海林秀幸会長は県などの「つや姫」ブランド化戦略会議の販売部会長を務めている。本格デビュー年の2010年産米で弁当販売を企画したものの、高い人気で十分な量が確保できずに持ち越し、11年産米で実現した。
2011年12月19日 山形新聞