県出身者らが都内で花笠パレード 見物客に「つや姫」や芋煮など振る舞う
東京都杉並区の大宮八幡宮で10日、「杉並花笠祭り」が開かれ、県出身者や地元商店街の人たち計200人が花笠踊りパレードを行った。
快晴の空の下、参道に「花の山形~」の名調子が流れ、着物や法被姿の踊り手が練り歩く。「ヤッショ マカショ」の掛け声が響くと、沿道の人たちは「シャンシャンシャン」と拍手で続き、行列に飛び入りする人も見られた。
両脇には40近い露店がずらり。JA全農山形は、のぼり旗を立てて県産「つや姫」の新米やラ・フランスなどを販売。芋煮に地酒、玉こんにゃくも振る舞われ、山形づくしの祭りは夕方まで見物客でにぎわった。
同区内に本部を置き、JA全農山形と取引のある食品スーパーのサミットが、メセナ(芸術文化支援)活動の一環として1990年から毎年開いている。
2011年12月10日 山形新聞