「つや姫」 首都圏に投資環境紹介 企業誘致へ県が都内でセミナー

企業誘致に向け、本県の投資環境や支援策を紹介する県のインダストリアルセミナーが16日、東京・九段のホテルで開かれた。
首都圏の経営者ら約150人が参加した。慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)の冨田勝所長が研究成果を説明。県産米の新品種「つや姫」やだだちゃ豆などのメタボローム(代謝物質)解析で地元企業と連携しており、ベンチャー企業も2社設立したことを挙げ、「研究所や大学の首都圏への集中はナンセンスだ。独創的な研究のためには感性やひらめきが大事。鶴岡のような自然豊かな所で腰を落ち着けて取り組まなければ、それは出てこない」と強調した。
引き続き、ハードディスクメディアの開発・製造を手掛ける昭和電工HD山形(東根市)の岩出斉常務事業所長が県内での先端技術事業を報告した。
2011年11月17日 山形新聞