「つや姫」1等米比率は91.4%

農林水産省は21日、2011年産米の検査結果(10月末時点)を発表した。県産米全体の1等米比率は、品質低下が目立った前年同期に比べ17.9ポイント上回る94.0%だった。「はえぬき」「コシヒカリ」が95%を上回る高水準だったが、「つや姫」は91.4%で前年同期比で6.6ポイント下回った。
11年産の県産水稲うるち玄米の検査数量は20万6908トンで、前年同期比95.3%。県内の主な品種別1等米比率は「コシヒカリ」(検査数量1万6792トン)が95.9%、「はえぬき」(同13万7078トン)が95.6%、「ひとめぼれ」(同2万3812トン)が94.4%、「つや姫」(同1万1065トン)が91.4%、「あきたこまち」(同1万1619トン)が84.8%だった。
10年産つや姫は、他品種が猛暑の影響で1等米比率を大幅ダウンさせる中、98%台の高い水準を記録し全国的に注目を集めた。11年産が前年同期比を下回ったことについて、県産米ブランド推進課は「他と比べて登熟期が遅いことなどにより、9月上旬の台風の影響で十分に粒が成長できなかったことが要因」と話している。
全国の1等米比率は82.3%で前年同期比で19.2ポイント上がった。
2011年11月21日 山形新聞