「つや姫」安心院産PR 宇佐「ふれあい農協まつり」
宇佐市のJAおおいた安心院事業部は12日から開催の「ふれあい農協まつり」で、地元産の極わせ米「つや姫」と豊後牛の試食会や即売会を開いた。米と豊後牛はブドウなどと並ぶ安心院町の特産品の一つ。環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加による影響が懸念される中、地元農産物の魅力をアピールして地産地消を呼び掛けた。
米「つや姫」、豊後牛アピール
つや姫は山形県が育成した新品種。高温に強く、米粒の光沢が良く食味に優れるといった特長がある。県が新ブランド確立を目指して生産者認定制度をつくり、今年から同町をはじめとする県内で本格的栽培が始まっている。
農協まつり(13日まで)は町内下毛の同JA前であり、農産物の品評会やふれあい市、農機展示会などさまざまな催しを実施。つや姫の試食会では出来たてのおにぎりが振る舞われ、訪れた人たちが次々に受け取って「つや、粘り、甘み」に優れた味を堪能。豊後牛はサイコロステーキの串焼きやパック詰にして売られた。
同町は中山間地域のため農地面積が狭く、同JAは「生き残りには高品質、高価格な農畜産物の生産とコスト削減を図っていかなければ」としている。
2011年11月13日 大分合同新聞