宮城・亘理町、支援のお礼は「つや姫」を使った「はらこ飯」

大江町の「おおえの物産味覚まつり」が13日、町民ふれあい会館で開かれる。ことしは東日本大震災で被災した宮城県亘理町の関係者が、大江町産「つや姫」を使って郷土料理のはらこ飯を調理し振る舞う。大江町の支援に対するお礼にと初めて無料提供する。
両町は以前から互いの物販イベントで特産品を販売するなど交流してきた。大江町は震災後、被災した海沿いの亘理町に対し、救援物資輸送やがれき撤去のボランティア派遣などの支援を続けている。
亘理のはらこ飯は、サケの煮汁を使って炊いたご飯にサケの身とイクラ(はらこ)を乗せた料理。おおえの物産味覚まつりで例年、亘理町職員や同町観光協会関係者らがこのはらこ飯を販売してきたが、ことしは支援のお礼にと無料提供を申し出た。大江町側は両町の絆をさらに強めようと、材料として同町産つや姫30キロを提供する。
2011年11月10日 山形新聞より抜粋