新米試食会:つや姫、味上々--酒田 /山形
本格的な新米販売を前にJA庄内みどりは、酒田市曙町1の同農協本所で飲食店や関係自治体など約50人を招き「新米試食会」を14日に開いた。今年の米は収量は少ないものの品質は良好。またデビュー2年目となる「つや姫」の味は昨年より数段いいという。
試食会では、庄内で収穫されたつや姫をはじめ、はえぬき、ひとめぼれ、ササニシキの4品種を、香り▽炊きあがりの艶▽味--の3点で比較。出席者たちは試食して吟味していた。
試食後の感想ではつや姫について「大きく売れる気がする」といった声があったほか、「ひとめぼれは甘みがあっておいしいし、ササニシキもはえぬきもいい」と庄内米全体を評価する声もあった。
庄内米は今月初旬から販売が開始となっているが上々の出来に、関係者らは「米離れを吹き飛ばしたい」と話していた。【佐藤伸】
毎日新聞 2011年10月16日 地方版