「つや姫」勝負の年、いざ出陣 全国一のブランドへ県一丸
2011年産つや姫の県内販売開始に合わせ、山形つや姫ブランド化戦略推進本部(本部長・吉村美栄子知事)は8日、山形市のホテルキャッスルでイベントを開いた。デビュー2年目を迎えた期待の県産米を全国一のブランド米に押し上げるため、県挙げて取り組んでいく方針を確認した。
イベントには、高い生産技術を持つ山形つや姫マイスター、PR役を果たす山形つや姫サポーター、農業団体の代表ら約150人が出席。吉村知事はあいさつで、福島第1原発事故に伴う放射性物質検査について、つや姫を含む県産米全体の安全を確認したことを説明し「安全でおいしいつや姫を自信と誇りを持って消費者に届けたい」と述べた。さらに「昨年は県全体の応援があったことで高い評価が得られた。2年目がブランド定着に向けた正念場であり、大事な年」と強調した。
マイスターを代表し、小関金也さん(58)=尾花沢市、高橋勝さん(38)=飯豊町、五十嵐大介さん(32)=鶴岡市=が「昨年以上に愛情を注ぎ、白く輝くおいしいつや姫ができた」など“収穫宣言”。吉村知事らに黄金色の稲穂を手渡した。
引き続き、つや姫の新米で作ったおにぎり、すし、カレーライス、ピラフなどの試食会が開かれた。席上、今月10日から12月末にかけて県内で放送されるテレビCMが紹介された。
2011/10/09 山形新聞