東日本大震災:県産米、出荷自粛を解除 放射性セシウム不検出 /山形

県産米の収穫後の放射性物質検査(本調査)を実施していた県は19日、放射性セシウムが不検出(1キロ当たり19ベクレル以下)だったと発表し、出荷自粛を解除した。21日からは県独自のブランド調査に基づき、つや姫とコシヒカリの放射性物質検査を始め今月中にも公表する方針。
米の本調査は、12日から「昭和の大合併前」の旧235市町村単位のうち作付けがない4町村を除く231市町村で実施。調査品種は、はえぬき127点▽ひとめぼれ42点▽あきたこまち35点▽その他27点。
つや姫は「05年合併前」の旧市町村単位44市町村で実施する。
コシヒカリは作付総面積が10%以上の自治体を中心に、山形市や米沢市など希望のあった12市町で実施する。
つや姫の県内販売は10月8日ごろを予定し、県外販売はそれから約1週間後で調整しているという。【浅妻博之】
毎日新聞 2011/9/20