つや姫定着へ全国サミット、20超の府県参加へ 25、26日・圃場の現地視察も
期待の県産米「つや姫」の全国定着を目指す山形つや姫ブランド化戦略推進本部(本部長・吉村美栄子知事)は25、26の両日、県内で「全国つや姫サミット」を開く。本県関係者に加え、20府県を超す自治体職員ら合わせて約200人が参加予定。本県の取り組み状況の説明や現地圃場の視察を通して「つや姫」の品種特性、栽培技術への理解を深めてもらう。サミット開催は初めて。
推進本部事務局の県産米ブランド推進課によると、県外から参加を予定しているのは「つや姫」を奨励品種に採用している宮城、大分両県を含め22~23府県の担当者。同課は「思っていたより参加者が多く、関心の高さの表れでは」と歓迎する。
サミット初日の25日は、山形市のホテルメトロポリタン山形で意見交換会。推進本部委員の大泉一貫宮城大事業構想学部長が「つや姫」のブランド確立をテーマに基調講演する。引き続き、本県と宮城県、大分県それぞれの取り組み状況を説明。大分県集落・水田対策室の担当者は「大分では極早生(わせ)の有望品種として期待していることなどを紹介する」と話している。
2日目の26日は、山形市の県農業総合研究センターの試験圃場や寒河江、山形両市内で現地視察する。
2011年08月19日 山形新聞より