暑さに強い新種米つや姫PR

島根県は、ポストコシヒカリとして期待するコメの新品種「つや姫」の普及に本腰を入れる。2012年度からの作付け開始を目指し、本年度は県農業技術センター(出雲市)などで実証栽培している。コシヒカリに比べ暑さに強い特徴をPRし、平野部を中心に栽培拡大を図る。
センターを含む県内12カ所約2ヘクタールで5月に田植えを済ませ、9月初めに収穫する。収量の安定性や食味を評価した上で、県の審査会で奨励品種への採用を判断する。
県内のコメの生産量の約7割を占めるコシヒカリは近年、猛暑の影響を受けて生育状況の悪化が目立つ。JA全農しまねによると、最も品質の高い「1等米比率」は10年度に52.3%と、前年度に比べ33.3ポイントもダウンした。
2011/8/6 中国新聞より