「つや姫マイスター」設置へ 生産者代表が販売活動や技術指導
山形つや姫ブランド化戦略推進本部(本部長・吉村美栄子知事)は、店頭での販売活動や栽培技術の指導に当たる生産者代表「山形つや姫マイスター(仮称)」を設ける。生産者の顔の見える安全安心な「つや姫」販売のPR役を担うと同時に、将来的な作付面積の拡大を見据え、高品質・良食味米の安定的な生産体制づくりに貢献してもらう。県全体で30人程度を選び、6月上旬に委嘱状を交付予定。
昨年デビューし、おいしさに加え、高い1等米比率で話題を集めた「つや姫」。デビュー2年目を迎える2011年産について、同推進本部は全国定着に向けた取り組み強化を重要課題に挙げている。
今回新たに委嘱するマイスターは、「つや姫」作りの名人として首都圏などでの店頭販売に協力してもらうほか、消費者との交流事業を通じて「つや姫」の魅力を発信する役目を担う。同推進本部は販売戦略の中で、知事のトップセールスなど県を挙げた取り組みに加え、口コミでの広がりを思い描く。首都圏などで活躍する県人ら約400人を数える「つや姫大使」と県民対象の「山形つや姫サポーター」に、今回のマイスターを加え、口コミによるPRを強化し、各層を取り込んだ販売促進を目指す。
2011年05月29日 山形新聞より抜粋