つや姫:来年の作付け倍増 15日から生産者募集 /山形
県産米の新品種「つや姫」を12年度に栽培する生産者の募集を県が15日から始める。県内生産者からの作付けの拡大を求める声もあり、作付け面積を11年度より3300ヘクタール増やし、2倍以上の約6500ヘクタールとした。生産量も3万2500トンを見込んでいる。
県産米ブランド推進課によると、10年秋にデビューしたつや姫は、10年度は2466ヘクタールで1万2915トンを生産。高温に強く、良食味米として売り出し、県内外から注目を集めた。しかし、売り切れが続き消費者の需要に応えられない小売店が出るなど、1年を通した販売が課題の一つだった。11年度は3200ヘクタール、1万6000トンを見込んでいる。
生産者の条件は11年度と同じで、水田経営面積が3ヘクタール以上または市町村平均の2倍以上であることや、つや姫の最低作付面積がおおむね60アール以上など。希望者は、各市町村農政担当課か総合支庁にある申請書で8月19日までに提出する。
毎日新聞 2011年7月7日 地方版【浅妻博之】