【つや姫おにぎりなどが振る舞われた】SL 深緑の庄内路を走る
「SLうまさぎっしり庄内号」の出発式が19日、酒田市のJR酒田駅で行われた。黒光りする蒸気機関車をひと目見ようと家族連れらが大勢詰め掛け、プラットホームは大混雑。午前11時ちょうど、大きな汽笛とともに黒煙を吹き上げて動き出した庄内号を、手を振って見送った。
この列車は、4月から今月末まで開催するキャンペーン「山形県庄内 花紀行」の最後を飾る中心イベント。羽越本線の村上駅(新潟県)と酒田駅を往復し、沿線の各停車駅でその土地の特産品を振る舞うもので、普段は磐越西線で主に週末に運行されているSL・C57と専用客車7両(定員460人・全席指定)による「SLばんえつ物語号」の編成を活用した。
指定席が発売から5分で完売したという「SLうまさぎっしり庄内号」は18日午後零時26分、村上駅を出発。庄内に入った後は、あつみ温泉、鶴岡、余目の各駅に止まり、エビ汁、サクランボなどのサービスを受けた。酒田駅には午後4時27分に到着。歓迎セレモニーが行われ、酒田舞娘(まいこ)が舞を披露したほか、つや姫おにぎりなどが振る舞われた。
2011年06月21日(火)庄内日報より