「つや姫」は「コシヒカリ」より背が低のです

この猛暑にもかかわらず新しい一等米が山形県庄内平野で誕生しました。それが「つや姫」です。
10年以上かけて改良してきた米です。「つやについては1/10万の確率で餞別されたもの」でかみ答えがあります。それに何よりこの99.6%が一等米になったというから,暑さにたして強い米だということが実証されたと言えそうです。
その秘密いは?
稲穂はでんぷんを蓄積しながら成長する。しかし,猛暑に見舞われた今年の夏,「コシヒカリ」は成長のためにでんぷんが茎の成長に使われ,稲穂(米)にまで行き届かなかった可能性があるようです。

一方「つや姫」はゆっくり成長するため(茎自体が短い),でんぷんが米粒にまで行き届いたので,品質のよい米になったのだと思います。
「つや姫」は「コシヒカリ」より背が低く,これが猛暑にも勝てた理由のようです。これまで背が高い方が味がいいとされてきましたが,背が低くても味のいい品種ができたということで,今後の米の品種改良にも新たな道が開けるのかもしれません