島根県庁食堂で奨励米「つや姫」提供
島根県の奨励品種をまず県職員らに食べてもらおうと松江市の県庁地下食堂が5日から、使用するコメを新品種の「つや姫」に切り替えた。9日までの5日間限定の取り組みで、メニュー全品のご飯がつや姫になる。
初日のこの日は、県とJAアグリ島根の職員がチラシを配って、食堂の利用者に奨励品種を食べてもらっていることをPR。「つや姫はつやと白さが特徴。コシヒカリに遜色ない粘りと甘みがあります」と売り込んでいた。
県農畜産振興課によると、栽培面積で県内のコメの約7割を占めるコシヒカリは近年、温暖化の影響で平野部を中心に品質が低下。そのため県は1月、つや姫を奨励品種に決めた。
今年度は県内約10戸が10ヘクタールで栽培し、約50トンを収穫。24年度は、約300ヘクタールで作付けを目指す。県は平成27年度ごろには、約3700ヘクタールにまで栽培面積を拡大したい考えだ。
産経ニュース 2012/3/6