亀岡文殊で「受験合格米つや姫」祈祷式 高畠町
日本三文殊の一つに数えられる高畠町の亀岡文殊で11日、受験生向けの縁起物として限定販売される「受験合格米つや姫」の祈祷(きとう)式が、東日本大震災の早期復興祈願と併せて行われた。
全農ライフサポート山形(佐藤健二社長)が1991年から販売。昨年から「つや姫」を使っている。高畠町南部ライスセンター利用組合生産者グループ(渡部章三代表)が同町亀岡地区の水田約1.8ヘクタールで栽培し、約10トンを収穫した。
この日は白装束の社員7人が「諸願成就、大願成就、受験合格」と唱えながら米俵を載せたみこしを担いで石段を登った。文殊堂に到着した「合格米」は青山永三住職の祈祷を受けた。
1袋2キロ入りで4000袋を用意。価格は「一発(1)入試(2)合格(5)」の語呂合わせで税込み1250円前後。同日から亀岡文殊の売店で販売を開始し、来月中頃からは県内の量販店や小売店などでも限定販売する予定。また、被災地に「合格米」を贈ることも検討している。
2011年11月11日 山形新聞