できるかな上杉鷹山 米沢で田んぼアートの田植え

米沢産米のPRを狙い毎年実施している田んぼアートの田植え体験が27日、米沢市簗沢で行われた。ことしは県産米「つや姫」の苗が初めて使われ、米沢藩中興の祖とされる上杉鷹山を表現する。

 県内外から家族連れら約320人が参加。泥だらけになりながらも約37アールの田んぼに、特別に作付けを許可されたつや姫をはじめ、黄と紫の2色の古代米、白の「ゆきあそび」の苗を下絵に沿って植えていった。同市西部小5年斎藤開君(10)は「田植えは初めて。泥の感触が初めは気持ち悪かったけど、一生懸命やっていたら気にならなくなった」と笑顔だった。順調に生育すれば、6月下旬ごろに鷹山の姿と「なせば成る」「つや姫」の文字がはっきりと浮かび上がる予定。図柄は近くの高台から全景を楽しむことができ、稲の生育状況はインターネットでライブ映像を流す。
2012年05月28日 山形新聞