【つや姫】8月に入ってからの暑さで生育の遅れを取り戻したようです。
今年は長い梅雨の後の猛暑日続きという夏になってしまいました。長雨で稲の生育も心配されましたが、8月に入ってからの暑さで生育の遅れを取り戻したようです。
イネ科の植物は元々温暖な土地で生育しますが、気温が高すぎてもモミの中が実らない『不稔(ふねん)』という現象が起こってしまいます。
温暖化が進みひと昔前の夏の気候とはガラリと変わってしまった昨今、ここ数年でデビューした新品種のコメは耐高温性を持った品種がほとんどです。
デビューから10年を迎えるつや姫は、開発段階から耐高温性に着目していました。しかも食味と収量にも優れた夢のような品種といえるかと思います。
しかしこれからはもっと暑くなることが予想されています。今よりも更に強い耐高温性を持った品種の開発にも取り組まれているようです。
コロナ禍であったり異常気象であったり、私たちの生活様式もこれまでとはガラリと変わってしましました。変わったことを嘆くよりも私たちもパワーアップできる機会になればと前向きに捉えていきたいと思います。